新卒入社社員からのメッセージ

新卒入社社員からのメッセージ

大卒

プロジェクト経験を踏み、ステップアップするSEの実像とは?

大卒
川野 零

入社の動機から、入社後の社員研修経験、そして実務に就いてからの若手SEの成長のステップ。さらに、明確に描いている目指すSE像についてうかがった。


お客様の喜ぶ顔が見たいとIT業界を志望し、社風に惹かれて入社

学生時代は、経営学部経営学科で品質管理について学んでいました。就職活動では、最初は営業職を中心に探していましたが、適性検査を受けてみると結果はITの仕事に“適性アリ”という診断でした。営業もIT業界の仕事も、お客様の喜ぶ顔を見られるのは同じということで、次のステップでは、IT業界に的を絞りました。
ライタームを知ったきっかけは、大学の教授の知り合いの紹介でした。ホームページを見たり、説明会に参加したりして、会社のことを深く研究しました。そのときに感じたのは、社員の皆さんがとても温かいこと。また、面接のときには、親切にも就職活動に対するアドバイスまでしてくれました。“この会社で働きたい”と思い、入社を決めました。

入社後に受けた研修は、とてもユニークなものでした。社会人としての基本を学んだ後、文章を読み、読んだその内容を起承転結の文章にまとめる訓練を約2カ月間かけて徹底的に学びました。後になって分かったことですが、この徹底的な文章訓練は、正確で分かりやすい文書を作成するうえで、非常に役立っています。ともすれば、自分だけが分かる文章を書きがちなSEにとって、必須の研修と言えるかもしれません。
その後の4カ月間は、まず「基本情報技術者」の資格取得を一つの目標とし、プログラミングを中心にITの基礎を学んでいきました。そして、研修の最後の仕上げとして、新入社員全員で、少し古くなっていた当社の「要員登録システム」のリニューアルに取り組みました。


達成感を感じるのは、自分の設計どおりにシステムが動いたとき

私は、研修のリニューアルプロジェクトがまだ進行中の段階でしたが、8月になると、お客様先のチームに配属され、システムの運用・保守のメンバーとして、先輩をサポートするかたちで、約3カ月間、この仕事に取り組みました。
その後は、金融機関の基盤開発の仕事に取り組んでいます。このプロジェクトでは、ベテランSEの指導の下、基本設計を担当しています。システム全体の構造や実装の方針は決まっていますので、この決定に沿って、インフラやネットワーク、機器構成、データベースなどについて、基本的な仕様を決めていきます。
この仕事は、システム開発では、いわゆる上流工程と呼ばれる部分に相当します。システムエンジニアの道を本格的に歩み始めたばかりの私ですが、この仕事を任せてもらっているということは、できるだけ早く成長して欲しいという先輩や上司の期待だと受け取っています。

システム開発の仕事で達成感を感じるのは、やはり自分の作成したプログラムが、自分の設計どおり、思いどおりに動いたときです。研修の途中で抜けたリニューアルプロジェクトが終了したときは、システムをお披露目したとのこと。少なからず自分の関わったシステムが無事に動いたことを聞き、本当に嬉しく思いました。


5年を目標にリーダークラスの人材への成長を目指して

当社の特徴は、本人の適性と実力を見極め、成長を促す最適なプロジェクトに配属してくれること。こうした配慮に応えられるように、テクニカルスキルやICTの知識を貪欲に吸収し、プロジェクトを牽引するリーダークラスに早く成長したいと考えています。
“お客様には信頼され、先輩社員には頼りにされ、後輩には良き指導者となる”。そんなSE像が私の理想です。自分では、入社5年目くらいを一つのめどとし、そんな理想像にできるだけ近づきたいと考えています。

SEというと、パソコンと一日中にらめっこというイメージを持つ方も多いと思います。また、毎日が残業の連続という厳しい状況を思い浮かべるかもしれません。しかし、SEの仕事は、お客様の実現したい事をシステム化すること。お客様の要望をしっかりとうかがうと同時に、プロジェクト進行中は定期・不定期に打ち合わせを行い、しっかりと軌道を合わせる必要があります。また開発は、プロジェクトチームで行いますから、リーダーとメンバー、メンバー間の意思疎通をしっかりと行い、ベクトルを同じ方向に向ける必要もあります。ですから、テクニカルスキルと同等、あるいはそれ以上にコミュニケーション能力が求められます。また、わからないことをわからないままにしておかず、先輩や上司に聞けることが成長への近道だと思っていますので、そういった意味でもコミュニケーション能力は非常に大事だと考えます。
また、プロジェクト期間中は、恒常的に忙しいわけではありません。スケジュールを自己管理しながら、強弱をつけた働き方もできます。そして、いよいよプロジェクトが完了し、システムが順調に動作したときには、SEだけが味わえる大きな達成感が待っています。

学生の方へのメッセージ

当社の仕事は、金融機関や官公庁などのシステム開発が多く、しかも主に上流工程を担当しています。また文系出身者が6割を占めていますが、内定後や入社後の手厚い研修でテクニカルスキルは十分に身につけられますから、安心して仕事に取り組めます。むしろ、失敗してもよいので、チャレンジしようという意欲的な人材であれば、どんどん成長していける環境があるので、思っている以上に早くステップアップしていけます。

積極的、プラス思考、前向き、やる気。こうしたポジティブな気持ちを持つ人が多く活躍しています。社員間はもちろんのこと、社長と社員の距離も近く、温かい社風が特徴です。月に1回の本社での社員間交流会や、暑気払い、社員旅行などのイベントもさかん。チームの垣根を越えて、頼れる仲間がたくさんいます。安心して仕事に取り組め、思う存分力を発揮できる環境が整っています。
がんばってください!!

専卒

将来への迷い~やりたいことと進むべき道~

専卒
荒居 優太

私は2年間大学で物理を学んだあと専門学校に編入し、その後ライタームに入社しました。

高校時代に「共感覚(※)」に強い興味を持ち、大脳生理学の研究が出来る大学へ進学。
将来は、研究者か教師になることを夢見ておりましたが、大学で学びたいこととカリキュラムに齟齬があり、非常にもったいないとは思いましたが中退する道を選びました。
(※共感覚・・・ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする。)

昨今のITブームの影響もあり次第に自分もIT業界に興味が出始めもう一度いちから勉強しようと専門学校に入学しました。
当初はWeb系に興味があり、Webデザイナーを目指しましたが、学校の授業で、より実務に近い形で一般企業のWebページを幾つも作っているうちに一般企業相手ではなく、金融や官公庁システムなど社会インフラに関連する開発に携わり「社会貢献」をしたいと思うようになり、将来Web系に進むべきか否か迷いを感じていました。
そんな時に見つけたのがライタームの採用募集です。
「公共・金融系-社会インフラを支えるシステム作り」とのメッセージが、強く印象に残ったため一般応募より応募してみることにしました。


明るい社風

ライタームの会社説明会に参加し、明るく元気があり、会社説明会をはじめて”面白い”と感じたことを、今でも良く覚えています。
総務/人事の方が、「会社のことが好きなんだ」という想いが、よく伝わってきました。
給与/待遇面にも魅力を感じ、ライタームへの入社を決意しました。
入社してみると、自分が考えていた以上に、社員同士仲が良く、アットホームな会社という事が分かりました。
社内イベントも頻繁に開催され、特に役員・幹部と一般社員との”距離の近さ”には、毎回驚かされます。
その「風通しの良さ」が、明るい社風を生み出すのだと感じました。


諦めずに挑戦し続ける心

現場配属され3ヶ月間は、先輩社員と二人一組で作業を実施しました。
運用系の環境構築作業で、初めは先輩やお客様が使っている「言葉」の意味すらわからず、大変苦労しましたが、業務をこなしている内に自然と覚える部分、また自ら課題を整理し学ぶことにより、一つずつ問題をクリアしていくことができました。
新人でありながらも、仕事を1から任せてもらえる喜び。
先輩にフォローしてもらいながら、仕事をやり遂げられた達成感。
自身の成長を実感できる瞬間も増えていき、成功体験より「次に挑戦するぞ」という意欲も、日増しに強くなっていきます。
この環境こそが、積極的な人材を育てるのだと思います。

もちろん、日々業務をこなす中で、失敗もあります。
これまでの一番大きな失敗談として、ある運用環境の構築中に、それまで作り上げた全構築データを、誤って削除してしまったことがありました。
これには私自身、これからどうなってしまうのだろうという焦りや不安を感じましたが、先輩からかけられた言葉は、「お叱り」の言葉ではなく、「問題を整理し、これからどう対応するか。」「同様の問題を再発させないために、どのような対策を打てばよいか。」という、再挑戦を促す言葉でした。
結果、リカバリを担当させてもらえることになり、この失敗を、自身の糧とし次の挑戦への活力と昇華させることができました。

学生の方へのメッセージ

「諦めずに挑戦し続ける心」

物事から逃げることは簡単です。
しかし、逃げないで挑戦することは成長につながり、自分を今以上に知るきっかけとなります。
このメッセージを次の世代へも、伝えていきたいです。